- 【No1 ひきこもりの責任はあなたにはない】
- 【No2 心の守り方を教わっていない人たち。】
- 【No3 心を守れる自分を目指そう。】
- 【No4 「ひきこもる」はおかしくない。】
- 【No5 大人のひきこもり問題。】
- 【No6 引きこもりが当然だった時代。】
- 【No7 無慈悲な世の中がおかしい。】
- 【No8 新しい幸せを集める時間。】
- 【No9 世間の意識をシャットアウト。】
- 【No10 「ひきこもり」は敗者になれない。】
- 【No11 勇気の因子。】
- 【No12 「続」人間にたいする武器と盾】
- 【No13 ひきこもりの原因。】
- 【No14 明晰な被害者意識】
- 【No15 他人に乱されない自分をつくる】
- 【No16 自己の確立と同時に外の誘惑】
- 【No17 引きこもりの時間が財産】
- 【No18 自分を責めず心にお城をつくる】
【No1 ひきこもりの責任はあなたにはない】
引きこもりの責任は「あなたにはない」。
しかし引きこもったままでは、なかなか幸せになれないのも事実です。
カウンセラーとして「どうすれば引きこもりから脱出できるのか?」をテーマに原因と幸せな対処を説明いたします。
この話は【自分がひきこもりで深刻に悩んでいる人】と【自分以外の人がひきこもりで深刻に悩んでいる人】にむけて本気で書かせて頂きました。
ひきこもりの問題で深刻に悩まれている人にまずいえることは『必ず現状は良くなる』ということです。なぜなら、ひきこもりの問題には必ず原因が存在していて、その問題が積み重なった結果、ひきこもりの問題が現象化したからです。
原因を確実にとりのぞいていけば、必ずひきこもり問題は解消できます。
もちろん、問題は人によってさまざまで解決方法も個々に準備する必要はありますが、心の奥のずっと奥に『自分の幸せを決して諦めない気持ち』をもてば、なにも心配はいりません。
ただあまりにも苦しい状況、心の闇、そして社会にたいする恐れをもっている人は「自分の幸せ」といわれてもピンとこない方がほとんどです。
ひきこもりとは、【そのままの自分でも偉大な価値がある】という当たり前の自己愛と分離した結果、起きた問題だからです。
ですので、今は【自己愛】や【自分の幸せ】になにも感じなくても、心配はいらないと僕は確信しています。そして、僕が最も伝えたいことは99.9%、ひきこもりの責任は悩まれている人にはないということです。
ひきこもり問題で深刻に悩まれている人に0.01%責任があるとすれば【自己愛】と分離していることだけです。しかし、この問題を解決できない人間は存在していないので安心してくださいね。
なぜひきこもりの原因がないのか?
とても簡単な理由なんですね。
それは、世の中の仕組みに間違っている部分がとても多いからです。こんなこというと、「頭がおかしい人」といわれてしまいそうですが、しかし真実ですので、そう伝えるしかありません。
人が健全に生きていくうえで、さけられないモノがあります。
多いのですが挙げさせて頂きますね。
それは経済(お金)・学校教育・宗教・健康・社会政治・家庭(一番重要です。)・性生活・霊性・自然・歴史・戦争・哲学・宇宙・企業・環境などです。
これらを避けては生きられないのが人間です。この避けられないモノが正しくない情報で構成されていたら、人はどのようになっていくでしょうか?
間違いなくいえることは、幸せに生きられないということです。
自分よりも外の環境が【調和している体で、実は完全に不調和で成立】している問題を見抜いたときに、今の苦しみや悲しみは真実ではない可能性が非常に高いということ。
社会で生きづらくて、ひきこもって、とても苦しく悶絶な心理で生きてはいるけれど、もしその社会が「ウソの情報」で固められたとしたら・・・
いかがでしょうか?
もしかしたら、ひきこもりなのは「おかしい」のではなく「普通」の話かもしれないのです。事実、僕はひきこもり問題で苦しがっている人に「おかしくないです。普通のお話ですよ」と伝えています。
少々、極端な話ですが、ひきこもりでも自信をもってくださいといいたいのです。
人は幸せになる義務を背負って生まれてきました。
しかし「オギャー!」と生まれて育った環境がほぼすべて間違った価値観・常識・情報でつくられた場所であったら、うまく生きられないのは本人のせいでしょうか?
違うんですね。間違った価値観をつくった存在がいけないのです。
ひきこもる人は、社会に順応できない自分を徹底的に責めています。
しかし責めていると、ますます自己嫌悪に陥ってしまい、どんどん不幸の扉をあけていきます。そう悪循環ですね。
今は、もうそのときではありません。
それは「自分はひきこもりになったけれど、そうなったのは自分だけの問題なのだろうか?」という外の真実を見ようとする姿勢が、決定的に問題をのりこえられる意識になります。
ごちゃごちゃと話させて頂きましたが、ひきこもりで徹底的に苦しんでいたり、大切な人が苦しんで深刻に悩んでいたりしても、このような社会をつくった他者の責任も見つめる。それが【ひきこもりの問題を解決させる糸口になる】というお話です。
「ひきこもりの責任」が自分にはない、、それからどうすれば良いのか?
まずは冒頭でも伝えましたが【自己愛】そして誰がなんていおうと、たとえ邪魔されても【絶対に自分は幸せになるんだ】という強い意識をもつこと。
これが本当に重要なんですね。
なぜなら【自己愛】をもたないと、自分の存在をこの世界から消滅させる意味となってしまうからです。
この話はよく皆様にするのですが「地球儀でまず指さす場所はどこですか?」に集約されています。
行きたい場所に指す人が多いのですが、必ず自分を指す必要がありますよね。
なぜなら自分の居場所が見つからなければ、行きたい場所も存在しないからです。
【自己】をもつ覚悟がない生き方は、自分の意識・気持ち・考え方・行動に無関心で生きるということです。これではロボット人間になってしまいます。
現在は、自分の人生というハンドルを手放したロボット人間がたくさんいますし、これからもどんどん増えていきます。とても悲しい事実ですが、現実に起きている問題です。
心の奥のずっと奥に自分で【私はそのままで愛しい存在なんだ】という核をいれる覚悟。この話をすると、キザとか現実を無視した表面的な話とかいわれてしまうのですが、【自己愛】は厳しい道なんですね。
なぜなら人は24時間365日、常に自分自身を評価しているからです。
他人との人間関係は終わらせることができますが、自分との人間関係はなにがあっても終えられません。常に自分を意識しなければいけない人生のなかで、「どんな自分でも愛する」実践は非常に困難を極める修行といえます。
僕は【自己愛】【自分の幸せ】とか連呼しているのですが、決して甘い提案をしているわけではありません。「非常に難しく厳しい修行をしましょうよ」と伝えています。
しかし【自己愛】の覚悟は楽しいです。
幸せもどんどんUPします。
どうせ(乱暴な言い方ですが)下にいくのも、上にいくのも、なかなか大変ですので、楽しい方向へ進みませんか?というお話です。
具体的にどんな行動をすれば良いのか?
僕がおすすめしたい行動(自己愛は心の話ですので)は、人の生活に決して欠かすことができないことを【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行う方法です。
それは「歯をみがく」とか「お風呂にはいる」とか「顔をあらう」とかです。
物事に小さい・大きいはありませんので、生活に欠かせない行動を【丁寧に】【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行うのです。
ひきこもり問題で苦しい人は、好きで他人とのコミュニケーションを断っているわけではないと思うのです。自分という存在に心から寄り添ってくれて、いつも愛のある眼差しで関心してくれる人だったら、やはりコミュニケーションをしたいはず。
それで実際に、そのような人は社会にたくさん存在しているのですね。
自己愛を覚悟して生きれば、必ず、素晴らしい人との出会いがやってきます。
その日のために、人としての暮らし・生活を意識して少しずつ準備をしませんか?という提案です。
どんなに小さいと判断するような行動でも、暮らしに関わることを【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行うと、少しずつ自分の心のなかに自信が芽生えていきます。
この自信とは、自分が自分を頼りにした結果、愛しく手に入る力なんですね。
人は、暮らしのなかで自己肯定感を育む生き物なんです。
どんなに世間に評価されても、高い地位や名誉をもっていても、生活が不調和だと人生はボロボロになっていきます。
ですので、まずは人としての原点である暮らしの土台を担っている、行動を【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】を意識して、ひきこもり問題の解決にとりかかって頂きたいと思っております。
ひきこもる自分は通過点なだけ
ひきこもりの人に、社会からの風当たりは非常に冷たく、そして厳しく、僕はとても愛がない評価をしていると思っています。
「甘えている」・「だらしがない」・「働きなさい」と、なにも知らない人が自分に気持ちよいだけの偽善の動機で、ひきこもりの人を裁く現実に憤りを感じています。
はっきりいって、許せない想いです。
誰であっても、好きでひきこもっているわけではないからです。
社会の仕組みは、どんなに強い人でもなにかしらの依存症になったり、引きこもりになったりする間違った価値観が蔓延しています。
この真実に目をむけるときがきています。
そして、今、ひきこもりの問題で苦しんでいる人は、必ず報われるときでもあるのです。
まずは、【真実をみる姿勢】【自己愛】【暮らしの行動】をはじめ、少しずつ確実に【本来のあなたらしくない、ひきこもり問題】を解決していきましょう。
希望という光は、あなたが諦めないかぎりずっとずっと輝いていることを僕はお約束します。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
カウンセラー本橋良太
【No2 心の守り方を教わっていない人たち。】
2018年10月3日
引きこもりになってしまうという状況は「自分の心を守る術」を大人から教わっていないからです。
また子どもを守るどころか、精神的な搾取をしたり所有物にしたり支配していたりする大人も存在します。
(本人は気づいていないケースがほとんどです。)
自分の精神・心を守る技術がないのに「社会に出なさい」といわれても、非常に困ります。不可能なのです。この問題はなかなか世間の人はわかってくれません。
たとえ無理やり社会にでても「誰が味方で・誰が敵で・誰が味方でも敵でもないのか?」が正しく感じる・判断できない状況では、常に頭はパニック状態で心は非常に深刻な恐れでいっぱいであり「目的の行動(学校・仕事など)」は続けられないのです。
頭が整理されていない・心が心配でいっぱいという状態は「普通の人」では理解できないほど異常なエネルギーを必要とするのです。
エネルギーを大量に消耗するなかで「皆と同じように生きなさい」といわれても、引きこもりの人からすれば、それは死を宣告されたと同じような状況です。
「皆」と同じではないからです。
愛された人と愛されなかった人は感じている世界が天国と地獄ほど違うのです。
引きこもりの人はあせらず、一歩一歩、自分の心を守る術を手に入れるというリハビリ期間が重要といえます。
ただ自分の精神を守るための方法は一日で・とあるやり方で一瞬で手に入るということはあり得ません。
一ついえることは、何にも依存せず、必ず心の守り方は会得できるという点です。
その最初は必ず自分の本音と向きあうことです。
自分が納得すれば外の世界の結果は受けいれることができます。
しかし、その逆は不可能です。
引きこもりで苦しんでいる方は、まず、自分の「本当」を探求してみてください。「私」がわかれば「私の守り方」も少しずつ理解できるからです。
point【「私」を理解する道に一歩一歩。】
(もし良かったら、ご笑聴くださいませ♪)
最後までご覧頂きありがとうございます
カウンセラー本橋良太
【No3 心を守れる自分を目指そう。】
2019年5月13日(月)
心の守り方を知らない人は必ず人間を恐れます。
ただシンプルに考えると「人生で自分の大切な心を守る方法」さえ会得してしまえば、他人を恐れなくなるということです。
恐れが少しずつ消滅していくたびに、外の世界の魅力を感じる自分が手に入るのです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No4 「ひきこもる」はおかしくない。】
2019年5月27日(金)
外の世界に「自分が感じる脅威」があり、その問題にたいして自分の精神を守れる「感」がなければ、いつしか人は疲れ果ててしまいます。
ひきこもりはおかしいことでも、異常なことでもありません。
心のエネルギーがなくなれば人は死ぬのです。死ぬわけにはいかないから、せめて、ひきこもり、自分で心を守る。
そうしざるを得ない状況に、すべてのすべて、本人に責任があるでしょうか?
ありません。
ひきこもりの問題は99.9%外の世界に責任があります。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No5 大人のひきこもり問題。】
2019年6月7日(金)
自分の存在を心の奥で肯定できている人。
自分の存在を実は心の奥では否定している人。
エネルギーの消耗量はまったく違うのです。
とても簡単なことです。
自己の否定は「生きててはいけない」です。
存在の否定なのですから。
しかし死ぬわけにはいかない。死にたくない。
自己否定を感じながらも生きる人は「そのままの自分ではなく、誰かにとって利益になる自分」を我慢して自我を押し殺して必死でつくろうとします。
そのままの自分に無価値を感じているからです。
世間が受けいれてくれる「なにか」をつくらなければ、生きた心地がしません。
自分そのものを肯定的に感じて独りでも生きれる人。
自分そのものでは価値がなく、常に世間の顔色をうかがって生きる人。
一見は「普通の大人」に見えるかもしれない。
しかし、あまりにも、あまりにも抱えている不幸が違うのです。
大人になって、ひきこもりになってしまった。
未熟で愚かな世間はなにも考えず、否定したり非難したりするかもしれません。
「生きててはいけない」という観念が心の奥にあり、常に「誰か」の評価を気にして生きてて、社会人として責任を背負い続けた人が、あるとき、疲れ果てて動けなくなってしまった。
当たり前のことです。
そのままエネルギーを消耗し続けていたら、本当に死ぬかもしれなかった。そう感じたから、最後の最後、「誰か」に良い顔をするのをやめて、自分を守る生活に入った。
当然なんだと自信をもって欲しいのです。
ひきこもり問題で苦しむ人のなかには「自己を否定する」にピンとこないかもしれません。
自分の存在がそのままでは価値がないと思うようになってしまうことは、無限にあります。
ひとつ例をあげると、学校のテスト。
そもそもの話。自分はテストをされたいと思っていましたか?
高い点数をとる人も低い点数をとる人も、自分の存在価値に点数を関連づけている。こんな、くだらないことを幼いころからずっとずっとされているのです。
いつのまにか、知らぬ間に「自己否定感」をもってしまうのは当然なんですね。
そのままの自分ではいけないと感じている人が、住宅ローンを支払う、税金を納める、家庭環境を調和させる、健康を維持する、仕事に緊張感をもつ、人間関係を良い状態に保つ、親の介護を行う。
ずっとずっと良い状態を保ちつつ継続できると感じられますか?
不可能ですよ。
しかも日本はこれからさらに厳しい時代をむかえます。もっともっと、大人のひきこもり問題は深刻化します。
どうすれば良いのか?
まず知って欲しいのです。わかって欲しいのです。
ひきこもりって誰も自分を守ってくれなかったら、起きたんです。
守ってくれないだけではなく、ひきこもりになるような原因もたくさんたくさん盛られた。
99.9%自分の責任ではないのです。
それを理解して欲しいのです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No6 引きこもりが当然だった時代。】
2019年8月24日(土)
引きこもりで苦しむ人は希望を捨ててはいけません。
なぜなら、これからの時代は「引きこもりになるのは当然だった」ことが少しずつ「公表」されていくからです。
そのときのために心と体を準備して良いときなのです。
カウンセラー本橋良太
【No7 無慈悲な世の中がおかしい。】
2019年9月13日(金)
引きこもらないと生きていけなかったことを無関心・無視されて、引きこもりの問題を背負っている人がどうやって「これから」力強く生きれるのか?
あまりにも無慈悲な世の中のほうがおかしいよ。これを愛言葉にしていこう。
カウンセラー本橋良太(元・ひきこもりです。平日は福祉施設で働き休み日はカウンセリングしたりブログかいたりしていますよ。幸せです。)
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No8 新しい幸せを集める時間。】
2019年10月21日(月)
ひきこもっている時間は「家にいないとできない新しい幸せを集める時間」と意識して行動すると、外の世界にでたときに大きな心の財産をもっていることに気づけます。
ただし不平不満ばかり口にしていると心の財産はできません。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます。
【No9 世間の意識をシャットアウト。】
2019年10月28日(月)
他人の評価はあてにならず、役に立たず、真実ではない。
一方で、
自分自身の評価は、心のよりどころになり、自分を守ってくれる最後の砦。
そして真実。
家にいれる時間は他人の評価なんて0.01秒も気にしない。
それよりも人生にたいして〇をつけれるところを探す。
他者の意識から見た自分ではなく、自分から見た自分の〇が自己信頼感につながるのです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No10 「ひきこもり」は敗者になれない。】
2019年11月26日
誰になんていわれようと、思われていようと、外で楽しく生きる自分を絶対に捨てないことです。
希望は一度捨ててしまうと取り戻すのに困難を強いられます。(以前と同じ想いの希望)
ですので、やることは、
うまくいかなくても、努力しているのに「ひきこもりの現実」がまったく変わらなくても、日に日に生活の圧迫感や恐怖に見舞われても、希望を捨てたい状況で希望を手離さず、現実を変えるための自己を確定させることです。
潜在意識の階層まで「必ず外で楽しく生きるんだ。」と思い、心の奥の奥まで「希望を現実化させる準備意識」が浸透していれば、その希望は自然と現実化していきます。
もう一つです。
ひきこもりが敗者なのではありません。
希望を捨てた人間が敗者なのです。
(ひきこもりに追いこんだ人間のほうが敗者であり、憐れな存在といえます。)
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No11 勇気の因子。】
2019年12月12日
一歩前へ出る勇気。
ひきこもりの状態になっていても、外に出ている状態でも、人間の幸せには欠かせない勇気です。
もちろん人間にたいして一歩前へ出る勇気です。
「勇気」は「勇気がでるだろう結果・既成事実」よりも「勇気の因子」を少しずつ行動によりつみ重ねる姿勢から、力強く竜巻のようなうねりの勇気が自己心理として形成されていきます。
勇気の因子とは日常のちょっとした前向きな行動にエッセンスとしてはいっています。
大きなことではなく小さな小さなことのなかに、人間にたいして一歩前へ出る勇気の因子があるのです。
日常のささいな行いのなかにある「勇気の因子」を気づき、集めた人は本当に強くなります。
僕は靴を毎日、磨いています。1回ではわかりませんが、10年以上継続して、靴磨きがあるから一歩前へでれると確信しています。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No12 「続」人間にたいする武器と盾】
2020年1月21日
ひきこもりの問題で苦しむ人はどんなことを意識すると良いのでしょうか?
それは以前も記事にさせて頂きましたが「人間にたいする武器と盾」です。
ひきこもりの状態に困っている人の多くは「人間にたいする武器と盾」をもっていない人がほとんどです。
精神の意味で「武器と盾」をもっていると人間関係はとても楽に楽しくなります。
盾の根本は自分を大事にし切る、愛し切る覚悟をもつことです。
その上で自分の心との交流、コミュニケーションです。
自分自身との慈悲ある、厳しさもある対話ができる人は、たとえ不誠実な人間の邪な言動や行動の被害に見舞われても精神の回復能力が異常に高い特徴があります。
精神の回復能力が高い=日常の体・心のバランスが高次元に高くなり、幸福度も通常の人に比べて段違いになります。
バランスがいつも高いまま維持されていると、心に余裕が生まれてきます。
この心の余裕は器をひろげてくれるので、他人の個性にたいして寛容になってきます。
良い人であればさらに良い部分を見つけることができ、嫌な人であっても意外な良い面を見つけらることもあります。
すべては人間に対する盾。つまり自己愛の根底にした自分自身とのコミュニケーションがあってこそです。
そして武器。
武器は当たり前ですが他人を傷つけるためのものではありません。
人間にたいする武器とはポジティブな意味での「人との違い」になります。
とても簡単な話で「人にはない魅力を発揮」です。
ただどんなに魅力がある人でも自分を守る盾がないと、自分が壊れてしまうので、武器と盾は両方あって意味を成す意識が重要です。
人間を見てください。
愛ある人間もいれば、愚かな人間もいます。
きちんと働く人もいれば、まったく働かない人もいます。
多くの人が求めているのは、きちんと愛があり、その人しかだせない魅力です。
その魅力を徹底的に磨いてください。
自分には魅力がないと考えてはいけません。そんな人は存在しません。どうしても本当にないと感じるのであれば「人との違い」を意識すれば魅力はつけることができます。
例えば、仕事を依頼されて「了解しました」では普通の人です。上司に命令されれば、部下はこう答えるのが普通です。
そのときにもう一言。
「了解しました。他になにかお手伝いできることはありますか?」
この一言が人との違いになります。
世の中が求めているのは人間にたいする前向きな一歩です。
受けいれるだけではなく、相手にたいして一歩前にでると自分の個性(魅力)が一瞬で相手に伝わります。
そのとき相手にとっては「普通の人」から「特別な人」に変わるのです。このつみ重ねがいつしか偉大な評価につながっていくのです。
盾は自分の守り方。武器は相手からの評価。なのです。
ひきこもり問題はとても苦しいです。
しかし人間の武器と盾が会得できた人はこの社会を楽しく歩むことができます。
自分の心を見つめ、そのときまで、癒しの時間・準備期間としてとらえて頂きたいと思います。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No13 ひきこもりの原因。】
2020年4月10日
自分という感覚を否定され、
大人の常識が生きていくルールだと叩きこまれ、
「私」から生じる感覚・気持ち・意識・欲を最大限、尊重され伸ばされていくのではなく、すべて正反対の圧迫・言動・行動のなかで生きている現実がある。
常識をこえる勇気もない大人の弱さのはけ口にされた子どもが「ひきこもりになるのはおかしい」といわれる現実もある。
本当におかしいのは世間には平気で良い顔をしてウソをつき、精神の脆弱性を認めず居直り、責任をとっていると勘違いしている大人。→かっこ悪い人間。
このような大人が子どもを守れるわけがありません。
自分の守り方を教わらなかった子どもがひきこもりになるのは当然で。
子育ては自分の心の弱さに気づいて、気づいて、気づいて、なんとかできないか?奮闘して行動して大失敗して少しずつ少しずつ健全になっていくのです。
そもそも「自分が正しい」と頑迷になっている時点で親失格です。
人間失格です。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No14 明晰な被害者意識】
2020年5月6日
ひきこもり問題の解決には、
被害者である側面の分析と客観視が不可欠です。
ただし分析と客観視は無知ではできないこと。
もし、ひきこもる時間がまだあるのであれば、この世界の真実を学び探求してください。ある一定の水準の知識量を超えると「ひきこもり」は当然だった事実に気がつくはずです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No15 他人に乱されない自分をつくる】
2020年5月15日
ぶれない自分は簡単につくることはできません。
どうすれば良いのか?
それは外の世界に乱されない、自分という軸がぶれない、この意識をもって日常生活をおくり進歩を求めることで得られます。
しょせん、外の世界は幻想です。
外の世界はあなたを見ているようで実はほとんど見ていません。
しかし内なる世界は本質。
あなたが自分を見たくなくても無関心で生きることは絶対にできません。
自己という内なる世界をどれだけ確実にさせたのか?
確実にさせる意識で生きたのか?
この問題はひきこもりの人でもそうではない人でも常に問われています。
自分を確立すると当たり前ですが、ぶれなくなります。
その「ぶれ」の本質とは二度と大切な自分を他者の存在により小さくさせないというものです。
あなたでしかわからない「ぶれない・乱されない方法」があるのです。
それをたくさん意識して、たくさん考えて、たくさんやってみて、たくさん失敗をして、たくさん挑戦してください。
外の世界に乱されなくなると外の世界の力・恐れは今よりも確実に小さくなります。
それは自分自身の存在を強く感じているからです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No16 自己の確立と同時に外の誘惑】
2020年9月25日
ひきこもりの問題を終わらせたい人が意識することは「自己の確立」です。
他人は関係ありません。
外の世界も関係ありません。
この姿勢は一生変える必要もありません。
人間というのは自己の内面を見つめるだけで十分、力を発揮したくましく生きれる存在だからです。
ひきこもりという問題は自己内部の力よりも外の圧力が強い状態がずっと続いていたから起きたのです。
そのことを考えると、内部の力を強めれば外の圧力が強くても平然としていられます。
このとき「自己の確立」です。
自分自身を徹底的に盤石にする日常をつくります。
自分をぶれなくさせるためであれば、すべてを行うのです。
ただ純粋に自分の内面をみつめて受けいれて許し次のステップを考える。これが自己確立の基本です。
自分を確立すれば外の世界からの誘惑に気づきますので、それまで自己の確立を意識。
外の脅威がなくなれば外の宝だけが目に入ります。
その力は自分自身を見つめ内向し盤石な自己を形成するから可能となるのです。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No17 引きこもりの時間が財産】
2020年10月4日
人はいつも好き勝手なことを人にいいます。(自分もふくめて)
それが人間の自由だからです。
たとえ、ひきこもりを克服したとしても人はあなたに好き勝手なことをいうのです。
なにをしても人間は「本当のことは知らないのに」好き勝手なことをいう癖をもっているのですから、人は気にせず、自分自身の道を確立すれば良いだけなのです。
私自身、ひきこもりの期間(約8年間)もありましたし、今もどちらかというと引きこもりの癖があるのですが、
ひきこもりの期間がなければ私は自分自身を見つめることは絶対にありませんでした。
カウンセラーも100%やっていません。
引きこもりの時間がなければ心は確立できませんでした。
今、考えてみると、私にとってひきこもりの時間はかけがえのない時間であり、そのとき味わった悔しさ・世間の冷たさ・憤り・勉強時間はすべて財産になっています。
ひきこもりの期間、私はさまざまな人に「あーだこーだ」いわれ、陰口もたくさんいわれていました。そして引きこもりが終わったあともさまざまな人に「あーだこーだ」いわれ陰口もたくさんいわれています。
人間はそんなものです。
だから、ひきこもりにたいしての人のネガティブな意見など気にする必要はないのです。もちろん、それは自分自身が自立を諦めない姿勢をもつにかぎります。
カウンセラー本橋良太
☆お読み頂き誠にありがとうございます☆
【No18 自分を責めず心にお城をつくる】
ひきこもっていても自分を責めないことです。
人は好きでひきこもることはありません。
なにか理由があって、ひきこもらないといけない状況なのです。
私もずっと家に引きこもっていました。結婚して子どもがいるのにです。父として夫として仕事をしなければならないことは当然、わかっていました。
しかしどうしても働く気持ちになれず細々と家事をしていました。
もちろん、ひきこもりは嫌でした。でも、どうやって現実を脱出して良いのか?まったくわからず、いたずらに時間ばかりが過ぎてしまいます。
ただ今、考えてみると、そのひきこもりの時間は外の世界をシャットアウトすることで、半ば強制的に自分と向きあう時間にしていたのだと想います。
自分と向きあう時間がたくさんあっても、だからといって明快な答えが簡単に出るわけではありません。
ときに自分を責めたりときに自分を肯定したりを繰り返し、その状況にマンネリを感じたときは新しい考え方の必要を想い、心理系の本を読んでいました。
しかし本を読んで新しい考え方を知り、新しい思考を少し身につけてまた自分を責めて、自分を肯定しの繰り返しでした。
ただ少しずつですが自分の心に余裕が生まれてくることを感じました。
今、考えてみると本を読むなども大切だと想いますが、一番大切なことは外の世界をシャットアウトすることにより、本当の自分と対峙して心の傷が自浄されていくプロセスだと確信しています。
人間の心は100の緊張すると100の緩和が必ず必要になります。
しかし現在では10000の緊張にたいして10くらいの緩和しかできない現実があると私は想うのです。
この現実ではいつか心が壊れてしまうのは当たり前です。
人間は外に出れば誰でも緊張します。しかしその緊張が家に帰っても緩和されずにいたら心の疲れという借金は大きくなっていくばかりです。
多くの人が心・体で満身創痍の状態で疲れ果てているのに無理やり力を振り絞って生きているのではないでしょうか?
このような状況のなかで、ひきこもるのはたった一つしかない命を守るためには必須な行動になると私は想うのです。
ひきこもる人は真面目な人がとても多いのです。そして愛があり優しい人が本当にたくさんです。
ひきこもる自分を責めないでと言っても、簡単に心はコントロールできません。
しかし外の世界をシャットアウトして、自然な形で自分の心と向きあい自分を大切にする「技」を身につけようとする人は必ず、いつしか、ひきこもりを卒業することができます。私自身もそうでした。
むしろ、ひきこもりの時間があったからこそ自分を本当の意味で守る力を得て、また自分と向きあう時間=他者と向きあう時間になっていくので、対人関係に少しずつ強くなっていく自分を感じることができます。
自分を理解して他者を理解する人は心に余裕が生まれます。この余裕は自分の心が乱れてしまってもすぐに平定の状態にする力になってくれます。
ひきこもっている人は他者がなんて言おうと馬耳東風。自分の心に確かな自信が芽生えるまで大切な時間として可能なかぎり過ごして頂きたい。
そのなかで、人間は家のなかでも、外でも人生の財産が見つけられることを悟るのです。
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
本橋良太