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今日の言葉【No27 「夢」のなかにある「NO夢」な自分に気づく】

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【No27 「夢」のなかにある「No夢」な自分に気づく】

2018年8月4日(土)

 

夢や目標をもつことにあまり意味はありません。

なぜなら表面的な欲求をあらわした心理だからです。

 

大切なことは「YES!夢」の自分ではなく「NO、、、夢」の自分をとらえる姿勢です。なぜなら夢や目標に進む力を消してしまう心理だからです。

 

つまり「お金持ちになりたい自分」ではなく「お金持ちになりたくない自分」を見つめる姿勢が大事なのです。

 

簡単にお金持ちになれるのであれば国民全員が豊かになっているはずです。しかし現実はそうなっていません。お金持ちになるためには「人と違った工夫・努力・勉強・生き方」が求められているという事実があります。

 

「~~がしたい」という気持ちだけに意識が流れていると、その夢や目標を達成するために「~しなければならない」に気づきません。

 

つまり本気で夢を叶えたいのであれば「お金持ちになりたくない自分」を分析・昇華していく作業が大切なのです。

 

「NO、、、夢」のなかには「お金持ちになるためでも、今の生活を大きく変化させるのは怖いな不安だな」という脳がつくる心のホメオタシス(恒常性)が存在しています。

 

脳は100%今の生活からの変化を拒否する「夢バスター」でもあるので、なんとか心のホメオタシスを乗りこえる必要があるのです。

 

たとえば、、、お金持ちになるために、

嫌な仕事をしなければならない危険がある。

一度極貧を経験しないといけないような気がする。

身内や世間から非難されたり村八分にされたりするかもしれない。

「普通」の人では考えられない借金を負う可能性がある。

 

さまざまな回答があるはずですが「お金持ちになりたい自分」の前進を止めるかのような心理的不安が人には存在しているのです。

 

夢や目標は反対の不安や恐れを具体化して分析して工夫して「自分が」乗りこえやすい形でひとつずつ回答していくと昇華されていきます。欲求から「~しなければならない」まで昇華できれば無敵になります。

 

お金持ちになるために、

嫌な仕事をしなければならない危険がある。そんなモヤモヤした気持ち・漠然とした不安が脳がつくる「変わって欲しくない」という心のホメオタシスです。ココを強い意識でのりこえていくのです。

 

それでは、、、自分にとって嫌な仕事とは何なのでしょうか?具体的にどんな危険があるのでしょうか?今までの仕事で一番嫌だった体験はなんだったでしょうか?などなど。

 

偶然、嫌な仕事に出会ってしまったら転職をすれば良いのです。人はそんなに強くないけれどそんなに弱くありません。本当に危険で嫌であればその場所を変えることくらい簡単に行動できます。

 

このように、ひとつひとつ具体化して「これはそんなに怖くないよ」や「予想していた問題よりも、実はこっちのほうが危ない」など欲求にたいして主観から客観的になれれば、モヤモヤを超越した証です。

 

不安にたいして「なんとかなりそうだな」という「感」がつかめれば最高点です。

 

目的を達成するうえで感じる不安や恐れは、現実を無視して怖がっているケースは少なくありません。

 

夢を本気で叶える精神性は必ず「No、、、夢」を明らかにする姿勢で始まっているのです。

 

本橋良太