【No12 見下す人は自分を見下している。】
2018年7月20日(金)
人間にたいしてリスペクトできない人は成功できません。
たとえばお店の方に横柄な人です。
店員さんとお客さんの立場は一緒です。役割が違うだけです。そして対等。
立場が変われば店員さんがその人のお客さんになり、逆の現象も当然、起こります。役割だけの違いだからです。
そのときの一瞬の立場で店員さんに横柄に接する人は、自分自身を見下していることに気づいていないのです。(劣等感で傷ついた心は優越感を得ることで一瞬だけ癒されるのです)
役割の違いは優劣ではありません。
店員さんを下に見るとは「劣」で判断してお客の自分を「優」としてみています。この人は人間を見ていないし、尊重していません。
人間を尊重できない人を尊敬する存在は世界のどの国にいってもいないのです。
常に孤立している人の姿といえます。
人間をリスペクトするとは「今のその人だけ」で判断しない姿勢を意味しています。人には人のドラマが必ずあります。そして人間には「そうしざるを得なかった」という過去もあります。
誰も人の正しい判断はできないという前提をどう見るかが大事です。
「今」人に頭を下げている店員さんも昔は「とある組」の修羅場を体験した人かもしれません。
「今」レジを打っているお姉さまも昔は、殺されかけた修羅場を乗りこえてきたかもしれません。
人間に横柄にしている時点でマイナス1点でアウト。
人間に何も配慮しないでもゼロ点。
人間は「語らない過去をもっている」と畏敬の念で接する人がプラス1点です。
見下す人はマイナスをつみ重ねて、ますます自己評価が下がり、人を見下して生きるしかできなくなります。
この生き方をする人が一番見下されてしまうのです。
カウンセラー本橋良太