☆私(夫:本橋良太 以下省略)が小さいころ、母は父の給料が少ないと文句ばかり言っていましたが、自分が外に働きに出ることもなかなかせず、近所のママ友とお茶会ばかりしていました。
専業主婦でいる事、お茶会をする事が決して悪い事ではありません。文句を言う時間、ママ友とお茶会をする時間を、少しだけでもいいから自分を成長させる勉強をしていれば、その後の不幸せや寂しさは、避けれたのではないかと思っています。
☆私が大人になったある日、嫁と息子と実家に遊びに行った時の事。兄妹もいたと思います、みんなで楽しく食事をしている場で「あなたは、昔の男を忘れるために産んだ」と、聞いた訳でも、そんなシビアな話の流れでもない状況で私に言いました。他の家族は別の話をしていたので反応はなく、嫁がドン引きしている横で、私は大ショックのため一瞬フリーズ状態に、という事件が起きました。
あの時、母親の本当に言いたかった事に最近気づいたのが、『私(母親)には、あなた(夫)を愛する器量がないから、母親の愛情を求めて来ないで欲しい』と、本人にも築いていない潜在意識の中でこう、言っていたのだと思います。
母なるものを求めさまよっていた私が、母親とのつながりを断念するという大きな悟りでした。
☆私は、母親と縁を切りました。
だから、今の私が幸せなのだと断言できます。
☆母親と縁を切る行い始めた時、ありとあらゆる人たちから様々な批判をされました。とても苦しかったですが、それでも縁を切る気持ちを捨てませんでした。
今考えてみると、私の事情を省みず、表面の問題だけで批判する人たちでした。母親と一緒に離れないといけない人たちであったと確信しています。
☆私の人生で、心から良かったと思う事の中に、『母親から満足に愛されなかった事』
なぜなら、母親から愛されない事がどれほど苦しいのかを、体験できたからです。
苦しみのない人生は、人の苦しみに気づかないつまらない人間になってしまいますからね。
★嫁の感想
「昔の男を・・・」の言った状況は、別に喧嘩をしていたわけでもなく、本当に楽しい雰囲気の時に笑いながら言われました。話の前後は全く覚えていませんが、そのセリフだけは今でも鮮明に覚えいます。ただ、残念ながら言った本人は覚えてはいません。
その時の私たちは人を迎合していたので、ドン引きしながらも受け入れてしまい、劣等感をさらに深くしてしまった日でした.
すぐに縁を切ることはできません。でも、徐々に縁を切る方向に向かっていき、たぶん10年ぐらいたったと思いますが、最近やっと縁が切れたんだなと実感しています。
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文:夫 文編集・記事UP:嫁