【No33 奇をてらうとポテンシャルが下がる。】
2018年8月10日(金)
実力をつける意思がない人は奇をてらう行為・表現しかできません。
シンプルに答えると、調子にのるしかできないのです。
奇をてらうと目立ちます。目立つので一時的に「見てもらえる」・「評価される」状況が生まれます。このような人は実力外で相手にしてもらった体験を快感に感じて、ますます奇をてらった行動が増やしていくのです。
これはバブルと同じで、常にはじける危険がついてまわります。
気づかなければ、いつしか本当にはじけて元の実力の場所までまず落ちていきます。
ただ戻って終わりではありません。
高い位置から落ちたのでマイナスの場所まで陥ってしまうのです。
奇をてらう人は取り返しのつかないアクシデントに見舞われてしまうのです。
自分のポテンシャルは実力をコツコツつけていく日常で花開いていきます。一方で奇をてらえば今の自分の実力を無視・無関心にできますが、一生、力がない自己を感じたままになります。
心のなかでは「さぼっている自分」を知っているので、派手な成功を得たとしてもチクチクと劣等感を感じます。このチクチクは「このままだと転落してしまうから、早く成長しなさい」という潜在意識からのメッセージなのです。
しかし、なかなか気づきません。正確には気づきたくないのです。奇をてらう人は、表面的な成功に執着しているため「もっともっと今よりも上へ・今よりもただ大きく」に思考が偏っており、本当の実力をつける気持ちになっていないからです。
その結果、大きな失敗をしてすべて失っていくのです。奇をてらいたくなったときこそ、本当の実力をつけるサインと受けとめる必要があるのです。
本橋良太