【No21 愛がない自分を見つめると愛は増える。】
2018年7月29日(日)
自覚できる愛に意味はありません。
「私はあなたを愛している」と誰かを抱きしめる自分は無視しても大丈夫です。
表面的な行いに愛は宿りにくいからです。
子どもが「お母さんは、ぼく・わたしを愛している?」と聞きました。
お母さんは「もちろん、愛しているよ」と答えます。
とても大事で心あたたまる家庭の場面です。
子どもがお母さんの言葉に満足できたら、幸せです。生まれてきて良かったなと思います。
しかしお母さん・お父さんは自分の「愛しているよ」の言葉に酔ってはいけません。子どもを愛する気持ちのなかに、実はまだ「愛せていない部分」に関心する姿勢が愛を増やしていくからです。
表面的な愛している部分ではなく、潜在的に愛していない部分に気づこうとする意識が重要なのです。独善は愛ではなく盲目だからです。
盲目は人生の真実をくもらせていきます。
私たち人間は「本当・本音」からしか幸せを構築できないのです。
愛が無限であるならば、愛の向上に限界はないということ。
もう十分愛しているという気持ちは十分に愛していない証です。
知りたくはない現実、信じたくはない自分に気づくことで愛は増えるのです。
本橋良太