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15歳から考える家問題【No8 親への怒りがおさまらないとき、どうするのか?】

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【無料の相談・お話会のお知らせです。本橋良太】
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数あるサイトのなかからご覧を頂き誠にありがとうございます。

カウンセラーの本橋良太です。

 

今日の「15歳から始める私の家問題」は親にたいする怒りをどうすれば良いのか?というテーマになります。

 

怒りのなかには必ず本当の自分が存在しています。

本当の自分には、本質的な幸せ・喜び・楽しみが存在しているということです。

 

しかし怒ったまま感情を放置しておくと、本当の自分が見つけられなくなるのです。

かなり厳しい提案ですが、幸せになる要素がはいっている話であると判断しておりますので、親にたいする怒りで困っている若い方にご笑覧頂ければ幸いでございます。

 

≪No8 親への怒りがおさまらないとき、どうするのか?≫

2018年7月28日(土)

 

怒りという感情は恐れです。

人は恐れを体感すると怒りの感情を生み出し感応させないのです。

恐れていると一歩も動けなくなるからです。

 

親にたいして激しい怒りや高ぶった感情を強く感じたときは「自分は親にたいしてどんなことを恐れているのか?」を分析・思考するチャンスす。

 

怒りの感情のなかには自分の本質が眠っている可能性があるからです。

 

恐れを分析して客観的に判断できると人として大成できます。そして二度と同じ問題で恐れる体験をしないで済むのです。これが人としての成長です。

 

子どもが怒るということは大人が理不尽である可能性が高いのです。ただ誠実or理不尽の行動は大人の自由意思に任せるしか方法はありません。やり切れない想いですが、人を変えることはできない。

 

あなたは親から愛されても、親から変えられたくないと考えているはずです。人は自分で変わりたい生き物で他人から変えられたくない存在だからです。

 

この話は親にたいする怒りのなかに存在する、本質的な自分を分析しましょうという難しい提案をしています。

 

怒りのまま行動すると自分が恐れている問題に背を向けることになり、また同じ問題で恐れるという過ちをしてしまいます。

 

しかし怒らず「自分が親になにを恐れているのか?」と前向きにとらえると、恐れの原因と自分の弱点が見つかり人として強くなっていきます。怒りにたいする冷静さの狙いはこの点にあります。(未熟な大人は不可能な行為です。)

 

親の行いに怒るということは「自分が見つめたくないもの」に触れたのです。

その見つめたくないものとは一体なんでしょうか?

 

たとえば親が約束を破った問題で怒りを感じたとします。この怒りのなかに恐れの本質を見抜く姿勢が大切です。

 

約束を破られたことで恐れを感じるということは、もしかしたら親から愛されていないと不安になっているのかもしれません。親は実は自分を見ているようで見ていないと怖がっているのかもしれません。親との人生で裏切られてしまう恐れを抱いているのかもしれません。

 

どのような恐れでも良いのです。大切な問題は「恐れにたいして冷静に見つめる姿勢」が人生を幸せにするために必須なマインドということです。

 

とても深刻な状況ですが「親から愛されていない」が事実だとしても、私たちの人生は終わるわけではありません。愛されていない事実を感じてしまったとしても、できることがあります。それは自分を愛そうとする努力です。(恐れを自覚しないと自分の「できること」に人は気づけないのです。)

 

親が自分を見ていないことを恐れていても、大変厳しい修行ですが自分自身の本質を見ようとはできます。裏切られる恐れがあっても自分自身を裏切らない覚悟があれば、必ずその想いは凌駕することもできるのです。

 

僕は年齢が子どもであっても、その人を大人として尊重します。厳しい提案ですが、家問題で苦しんでいる人は人間に強い人と確信しているので、必ず怒りのなかに存在する本質的な自己に出会えると強く感じているのです。

 

怒る大人はたくさんいます。しかし怒りのなかに存在する「なにを自分は恐れているのか?」を見つめる大人はほとんどいません。

 

自己の感情をあるがまま見つめられる人が本当の大人です。

自分の感情を見つめられず怒りに翻弄されている人は体だけ育った人です。

 

15歳という年齢はたしかに若いです。

しかし心を大人にする努力に「早すぎるタイミング」はありません。

 

愛して欲しい親にたいしての怒りを見つめる人は、必ず大成をして幸せになっていきます。僕自身はまったくできませんでしたが、心ある人に希望をたくして提案させて頂きます。

 

point【怒りの中身は本当の自分】

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

カウンセラー本橋良太