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15歳から考える家問題【No6 親と話が通じないと苦悩したとき、どうするのか?】

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数あるサイトのなかからご覧頂き誠にありがとうございます。

カウンセラーの本橋良太です。

 

今日の「15歳から考える家問題」のテーマは親や大人と「話が通じない」と深刻に悩んでいる若い方にむけて、真剣に書かせて頂きました。

 

「話が通じない」という状況に圧迫された子どもに責任はありません。今回も親御さんにとっては厳しい意見ですが、ご笑覧頂ければ、、幸いでございます。

 

≪No6 親と話が通じないと苦悩したとき、どうするのか?≫

2018年7月11日(水)

 

人と話が通じない原因は「心の交流・感情の共感」がないからです。

 

心の交流や感情の共感ができていれば「いっていることはわからなくても」話は通じるのです。「いっていることは最近の言葉ばかりでチンプンカンプンだけれど、なんとなくあなたのいいたいことはわかる」という感覚が「通じている」状態です。

 

言葉の意味がわからないから通じないということはありません。

言葉の意味がわからなくても絆があれば人は通じます。(絆とは心の交流をつみかさねてできる、大人から子どもに積極的につくらなければならないものです。)

 

心の交流がない状態を「通じない」と人はいうのです。

それは心が閉じている事実に気づいていないからです。

 

「通じる」とはお互いの心がオープンになっていないと成立しません。

どちらか一方の心が閉じていれば「通じない」という問題は起こるのです。

 

子どもが「通じない」とネガティブな気持ちになっているということは、大人の心が閉じています。

 

子どもの心は開いているのに大人の心が閉じているという状況は、子どもが大人です。大人が子どもです。立場が完全に逆転しています。

 

心が成長していない大人は自分の心が「相手にとって」閉じている状態なのか?開いている状態なのか?関心しません。

 

この大人の「心を閉じている状態に気がついていない」という状況に子どもは「自分は開いているのに、、、」とやり切れない気持ちになるのです。

 

100%大人の未熟さです。申し訳ございません。

 

子どもの立場は大人によりも確実に弱いのです。弱い立場の人が心を開いているのに、大人が自分の心を閉じている問題に無関心では、悲しい思いをするのは当然です。

 

立場の強い人が心を開き、立場の弱い人に寄りそわなければこの世界から戦争はなくなりません。この問題を克服することは大人にとって逃げれない義務です。

 

それでは、親と話が通じないと苦悩したとき、どうするのか?

 

この世界にはたとえ「自分が心を開いていても」、心が開けない・心が閉じていることも気づけない大人が存在すると悟ってしまうことです。(悟りとは頭の理解ではなく体全身にわかるという体感です)

 

100歳の大人になっても心を開けない人は存在します。(ほとんどの大人は心が閉じている事実に気がついていません)

 

心が閉じている問題は、親だから、学校の先生だから、政治家だから、教授だから、総理大臣だからという役割はすべて無関係です。

 

心が閉じている=未熟なのです。

 

心が閉じているということは相手にたいして無関心です。無関心は愛の反対です。子どもは自分が大人に関心しているのに、その大人は自分を「本当の意味」では見ていないので、やり切れないのです。

 

自分が相手に心を開いているのか?という自己を見つめる姿勢は大事ですが、もし心を開いている自信があるのに大人が閉じているのであれば「未熟な人だな」と評価して良いのです。事実だからです。「こんな大人はこの世界にいくらでもいるだな」という冷静さと客観性は大事です。

 

そして子どもある自分が心を開いているにもかかわらず、心を閉じている大人はカッコ悪いと思って、判断して、絶対に自分はそんな大人にならないと決意してしまうのです。

 

弱い立場の人が心を開いているのに、心を閉ざしている大人ほど、ダサイ人間はいません。

 

あなたは親の問題をとおして「話が通じない」という極・苦悩を味わっています。その悲しみを理不尽にも体験してしまったのであれば、こんな苦しい体験を自分よりも弱い人に味あわせてはいけない。

 

そう決意してしまうことが最高の対処になるのです。

 

point【心を閉ざすと100%愛されない事実を今から知ろう】

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

カウンセラー 本橋良太