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15歳から考えて頂く家問題【No1 親を好きになれない気持ちをどうすれば良いのか?】

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こんにちは、カウンセラーの本橋良太と申します。

 

数あるサイトのなかから、ご覧を頂き誠にありがとうございます。

 

「15歳から考えて頂く家問題」(本文はもう少し下にあります)は下記の悩みを抱えている若い方(15歳の方だけではなく)に読んで頂きたい思いから、カウンセラーの僕が本気で書かせて頂きました。もしご興味がありましたら一読を頂ければ幸いです。

 

・「親の未熟さに非常に困っている方」

・「家庭のなかに居場所が見つからないと悩み苦しんでいる方」

・「家にいても幸せを感じられない、つまらないと深刻さを感じている方」

・「親から愛されている実感がない方」

・「家にいることが苦しく、若いけれども人生に疲れきってしまった方」

・「親のいいなりにはなりたくない方」

・「家出を本気で考えている方」

・「自分の家になにかしらの問題を少しでも感じている方」

 

若くても、人生経験が大人より無くても「親がつくる家は自分にとって幸せの対象ではない」という直感を否定する必要はありません。

 

未熟さを認められない親は大人ではないのです。この世界には表面は大人のフリをしていても、実際は3歳児よりも人間性が低い(3歳児の方には失礼ですが)肉体だけの大人がたくさん存在しています。

 

心の成熟がないまま体だけ大人になった人が親になっても、子どもの心を健全に育てることは不可能なのです。

 

また幸せではない親が子どもを幸せにすることもできません。幸せがなにかわからない親は、子どもに幸せを体感させられないからです。

 

親の精神性の未熟さは大きな罪です。未熟さイコール子どもの幸せが濁っていくからです。

 

僕はカウンセラーの仕事をさせて頂いているので、肉体だけ大人になった方(自分のアダルトチルドレンに気づいていない方)とよく出会います。

 

親の義務は衣食住を成立させることだけではありません。

 

子どもにとって本当の本当に幸せを感じてもらえる家「自分はそのままの存在で十分愛されている、尊重されている」という確かな愛しさを与えることも親の義務なのです。

 

親から真剣に愛されている感じ、関心されている感じがなければ、子どもは自分の存在に誇りをもつことができません。自己評価も高くなりません。

 

自己評価が低いのに「がんばって生きなさい」といわれても不可能なのです。

 

子どもに幸せを感じてもらうことが親の義務であり、家庭をつくるうえでの「やりがい」でもあります。

 

そして子どもの立場と親の立場はまったく違うということです。

 

子どもは親から逃げられない分、親よりも立場が弱いのです。

親は外の世界を知っている分、子どもよりも立場が強いのです。

 

立場が強い人が立場の弱い人を表面的ではなく、物理面だけではなく、心の底から安心感を感じてもらえるまで精神性を提供し続ける。

 

それが子どもを産む」という権利から生じる義務だと僕は確信しております。

 

現在は本当に残念ながら「家に帰りたくない」若者のホームレスが増えています。家がつまらない責任・家に愛しいものを感じない責任が若者にあるわけがありません。

 

すべて未熟な大人の責任です。

 

「15歳から考えて頂く家問題」自分の家に問題を感じたすべての方にむけて、真剣に書かせて頂きました。つまらない意見・提案かと存じておりますが、一読頂ければ、これ以上うれしいことは僕にはありません。

 

≪No1 親を好きになれない気持ちをどうすれば良いのか?≫

 

もしあなたが「親が嫌い」という感情をもったとしても、自分の想いを否定する必要は決してありません。どうかその素直な気持ち受けとめて頂きたいのです。

 

「親が好き」という言葉は大人の大好物の言葉です。

親はみな大人だからです。

 

そのため「親が嫌い」という苦しい感情が心からあふれても、気軽に大人に相談できない・友だちに相談することもできずに深刻な悩みを感じている人がとても多いのです。

 

人間は無理に嫌いな存在を好きになろうとすると、自分を押し殺さなければならない問題が増えていきます。しかし我慢の果ては恨みや悲しみの気持ちしか残りません。

 

愛して欲しいという純粋な気持ちが動機だとしても、無理に自分を押し殺して我慢をして「親を好きになろう、、、」とネガティブな気持ちでがんばっても、どんどん苦しくなっていきます。

 

親は嫌いでも良いのです。一番やってはいけない心の問題は、自分自身の感情を素直に受けいれず、ウソをつくことなのです。

 

両親が嫌いな気持ちを自分で受けとめると、自分の本音を自分が認めたことになり、自己信頼が高まります。

 

嫌いな気持ちを両親に伝える・伝えないよりもまえに、まず自分の感情を許すことが大切なんですね。

 

本音・本当の感情を受けとめたとき、人は自分自身を見失わない土台を手に入れて、明るい未来に挑戦しようと思えるようになるからです。

 

親が好きという感情は喜ばれて、親が嫌いという感情は否定される世界。

そんな世界はフェアじゃない。

 

こんな不条理な問題は、この世界が間違っている大人の常識に支配されているからなんです。

 

好きも嫌いも、人間にとって大切な感情です。

 

人は「嫌い!」と誰かに伝えられないと、自分の未熟な部分になかなか気づけない生き物。嫌いという感情はきちんと世界の役に立っているのですね。

ですので、ぜひ、あなたの「嫌い」を大切にして生き続けて欲しいと切に願っております。

 

point【親嫌いな自分を抱きしめて生きよう】

 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

カウンセラー本橋良太