もっちーです
日本という国は、「個性はいらない」「世間に合わせて生きなさい」と洗脳されています。
最近は「あれ? 何かおかしいぞ?」と気がつく方も増えてきましたが、洗脳教育を受けているためなかなか脱出することが難しいです。
私も、夫も、当然洗脳教育を受けてきた人間ですから、世間に合わせて生きようと頑張ってきた時期もあります。
しかし、自分らしさを隠して、世間のいうように働いても、うまくいかず悩み苦しみ、挙句の果てにうつ病を患う。
自分らしく生きようとしても、「そんなことしないで、私たちと交流をもちなさい」「親は大切にするべき」「正月は親戚が集まるから来なさい」と、自分らしさなんていらないからみんなと一緒にいようと強制される。
でも、みんなと交流を持っていると疲れてしまう、すぐに体調も崩す。
仕事に行けなくなると、「だらしない」「しっかりしていない」と言われる。
結婚して子どもを産んだのだから、この家庭は守らなければならないと思いながらも、世間に合わせていたら家庭崩壊しそうになる・・・。
どうすりゃええねん!!
そんなこんなで、私たちはお互いの意思で始めたこの家庭を守る方を選びました。
13年ほど前に郵便局で働いていた夫は、一緒に組んでいた親ぐらい歳の離れたMさん(男性)に相談をしました。
その方は、非常に優しくて、誠実で、とても聡明で、職場の人たちや、ご家族様からにも信頼を得ていた方だったので「もっと頭の良い、賢い人間になりたい」と聞いたそうです。
Mさんから「本橋君、賢くなりたいのなら、まずは本を読むことだよ。」とアドバイスをもらって始まった夫の読書人生。そして、私は夫を信じて支え続ける人生。
通勤電車の中、お昼や休憩時間、自宅でも時間を作って読書をしました。
親や親戚、友達などと遊ぶことを減らし、ひたすら読書をし続けました。
始めは、少し賢くなってきた夫を周りは褒めましたが、だんだんと疎遠になるにつれて「そこまで勉強しなくてもいいじゃないの?」と批判され始めるようになったのです。
そう、今まで交流をしていた方々と話すこと、考えていることがずれ始めたからです。
日本は学生時代にひたすら勉強させられるけど、仕事にかんする資格の勉強をする人はいても、社会人になってからも自身の向上を目指して勉強し続ける人って少ないですよね。
だから、様々な分野の本を読み漁っていた夫と周りがズレるのは必然だったのです。
世間に合わせられなかったときは「ダメね」と言ってきた人たちは、世間に合わせて賢くなれと言っていたのでしょう。今度は自分が「それではダメですよ」と言われてしまうから。
それでも、夫は自分の人生を変えたかった。自分の家族を守りたかった。
親や、親戚に邪魔をされ続けても読書を辞めず、自分らしい生き方を模索し続けました。
読書を続けて10年、周りは静かになりました。
夫を説得できる人がいなくなったのです。
自分の人生を本気で変えようと思ったら、10年は覚悟が必要です。
その10年は、いばらの道です。楽して人生を変えることは100%無理です。
だんだんと「自分らしい生き方ができるようになってきた」と自覚し始めてやっと、楽しくなってはきます。
自分らしい生き方を見つけられれば、他人から見て辛くて大変な仕事であったとしても生き生きと働けるものです。
自分の人生です。
世間を気にしていたままでは、心も体も病気になってしまいます。
心と体が元気でなければ、幸せな気持ちになることはできません。
邪魔されても、しっかり自分の人生を取り戻すべきです。
本橋 秀子
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