子どもが毒親に反抗することを異常に恐れる問題の一つに、「親の仕返し行動」があります。
恐れる必要などありません。
もし、暴力をふるわれているのであれば迷うことなく警察を呼ぶ。
そして暴力以外の仕返し行動(悪口・嫌がらせ・暴言・味方を奪われる・無視など)をされた場合は、決してあわてず、何事もなかったかのように誠実にふるまえば良いだけです。
理不尽なあつかいをされれば誰であってもネガティブな行動をとってしまうは普通の話。しかし人間性の低い行いを毒親からされ、子どもがそれと同程度の行いを返せば状況は前向きに進みません。
正当性のある行動や言動にたいして、仕返しをされれば恨みたい気持ちにもなるでしょう。しかしそれでは相手と同じレベルであることを世の中に示しているのと変わりません。
「悔しい」「なぜ私が」「苦しい」「やり切れない」「いっそぶちまけてやりたい」気持ちをもつのは当たり前ですが、毒親から解放され幸せの人生に進みたいのであれば、始めは辛いですがひたすら忍耐をし、毒親と同じような行動や言動をしてはいけません。
たとえば「毒親が悪口や陰口をいっても自分はいわない」「味方をつくられても自分はつくらない」「無視されても自分は無視しない」「嫌がらせをされても自分は絶対にしない」という自己の誇りをつぶさない行動は、不誠実な人を自滅させる力があります。もちろん自滅させる意識は不要ですが、事実として起きる現象です。
毒親のお腹のなかには、『毒』をもっているという弱みが存在しています。
親の仕返しで子どもが同じような行動をとれば、その弱みは小さいままで破裂しません。
しかし、誠実さで対応されると『毒』はどんどんふくれあがり、子どもの幸せにとって一番良いタイミングで破裂します。
破裂とは毒親が自滅する日です。
毒親の『毒』に栄養をあたえるのか? あたえないかは? 仕返しにたいして誠実な対応いかんですべて決まります。
カウンセラー 本橋良太
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