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「結婚できたら幸せになれる」という甘~い罠

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もっちーです

最近、夫婦仲が良いと世間では「ビックリ!( ゚Д゚)」されることに気がつきました。

 

夫の記事でも時々取り上げていますが、「結婚したら幸せになる」は幻想ですね。

夫婦の間というのは、恋人でいるより難しいのです。

 

結婚前は努力される方が多いですが、むしろ結婚後の方が実は大変。

結婚はゴールではなく、スタートなのです。

 

私たちは結婚して15年半が過ぎようとしていますが、「幸せになる」と努力をしていない新婚時代は不幸そのものでした。

夫と不仲で、一人お風呂で涙したこともあります。ちなみにその時は妊婦でしたね。

ただ、お風呂が普段よりはるかに長く入っているのを不審に思い、心配で様子を見に来てみたら嫁が泣いてるのに驚いて「ヤバい、こりゃいかん・・・。」と、夫の中でもう変わらないといけないなと思ったそうです。

 

だからといって、人はすぐには変われません。

変わろうとしても今までの行いがあるので、そう簡単にはうまくいきません。

その後、何年間も「もう離婚したい」とお互いに思っていました。

 

ただ、お互い「自分の人生を何とかしたい」「幸せになりたい」と強い思いがあったので、大ゲンカしては「もう離婚だー!!」とその時はなっても、翌日、必ず話し合いをして「お互い頑張っていこう、自分たちの家庭をしっかり築いていこう」と、仲直りをしてきました。

 

どんなに大ゲンカしても、息子がそれを見て大泣きしても、家族がバラバラになりそうになっても、最後は「一緒に頑張ろう」となれたのは、お互い毒親育ちだったので潜在意識の中で「実家には戻りたくない」という思いがあったのだと思います。

 

現在、私たち夫婦が人からビックリされるほど仲良くなったのは、幸せになろうと一生懸命に努力をしてきたからなんだと最近気づきました。

 

結婚したら幸せにはなれません、残念なが100%無理です。

結婚前に、「この人となら幸せになる努力ができる」と見極める必要があります。

 

どこで、誰に聞いたかはすっかり忘れてしまいましたが

「結婚前は両目でしっかり相手を見る。結婚したら片目で相手を見る」という言葉を、結婚してかですが聞いたこの言葉をしっかり覚えています。

 

結婚する相手を両目で良いところも悪いところしっかり見定める。

そして結婚後は、悪いところは見ないで、良いところを見る。ようは、片目で良いところだけを見ると言っているのですね。

 

なれあってしまうと、人はどうしても相手の悪いところばかりを見てしまいがちです。

しかし、誰しも悪いところばかりではありません。必ず良いところも持ちあわせています。夫婦だけに限らず、世界が相手の良いところを尊重できる人ばかりになったら・・・、想像するだけで幸せな環境になること間違いなしです。

 

そうなんです!

結局、私が言いたいことは、日本の文化が良くないんです!!

 

現在の学校教育は「不得意なところを克服しろ!」なんです。

 

不得意なところは不得意で良いのです。

得意な分野を伸ばし続ければ、必ず人のためになる人間に育ちます。

その代わり不得意なところは、身近にいる大切な人がフォローできるようになっています。だって、その身近にいる大切な人の不得意なところが、あなたには得意な分野なはずですから。

 

無理して不得意を克服する必要はありません。

 

私は、夫と全く逆のタイプの人間です。

そのため、考え方も、楽しみ方も真逆です。

 

そこで、片目で相手の良いところだけを見れば、「あ~、私とは違う観点で見てるんだな~、自分にはない感覚だからそれはそれで面白そうだな~」と新しい発見ができます。

気を付けなればならないことは、逆に片目で悪いところばかり見ては結婚生活は暗闇だらけです。幸せどころか、地獄に真っ逆さまです。

 

広告で、結婚するだけで幸せになれる的な宣伝が多いですが、惑わされてはいけません。

 

結婚とは、完全な大人になるための修行の場所です。

その修行に一緒に立ち向かえる相手を選ばなければなりません。

 

そうして、お互いに懸命に生きた場所に幸せの空間があるのです。

 

 

偉そうに言っておりますが、少しその空間が垣間見れたのでお伝えいたしました。

最後までご覧頂きありがとうございます

本橋 秀子

 
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