メンタルケア 心の119番

心にかかわるすべてのことを

猛毒家庭の解毒法 58 毒親に奪われた自尊心を取りもどす

この記事をシェアする

f:id:shanti2003:20170605174921j:plain


毒親は奪ってはいけない魂を子どもからとりあげます。

それは自己を愛でるために必要な【自尊心】です。

 

自尊心を奪われた子どもは、自分の存在・気持ち・考え方・ひとつひとつの行動に自信がなくなります。

そして「自分を愛すること」・「大切にすること」・「自分に関心をむけること」という生きるために必要な行動ができなくなるのです。

 

自尊心がなくなった人は、依存心が強くなり独立して生きられません。

 

自尊心をもっている人がギャンブル依存症になるでしょうか?

アルコール依存症になるでしょうか?

誰かをいじめたいと思うでしょうか?

この世界の息苦しさは、大人から自尊心を奪われたことで起きる現象なのです。

 

しかしほとんどの大人や毒親は、子どもから自尊心を奪っている事実に無関心です。

たとえ伝えたとしても、まともに話を聞くことはありません。

 

依存症をかかえたり大切な人とコミュニケーションができなくなったりした子どもが、親にどうしても伝えたい問題は「私の自尊心を返してほしい!」なのです。

 

自尊心がなければ幸せになれないからです。

 

しかし子どもは、いつか気づくことになります。

毒親から自尊心は返してもらえないという事実に。

 

とても過酷で不条理な現実です。

 

毒親や大人から自尊心を奪われた子どもは、自分で取りもどさなければならないという厳しい道を進むしかないのです。

 

「なぜ、親から奪われたのに自分で取りもどさなければならないのか?」と誰もが思うはずです。確かにその通りです。

 

一つこの不条理な問題のメリットをあげるとすれば、それは自尊心をあたえられた人よりも圧倒的に幸せになれるということです。

なぜなら毒親に育てられたという地獄を体験している分、人の傷みが痛烈に共感できるからです。

他人の痛みを感じれる人は必ず幸せになれます。

 

生まれたときから愛された子どもは、人間力に迫力がありません。

一方、愛されないどころか自尊心まで親に奪われた子どもは、人間を見抜く洞察力が誰よりも鋭いのです。

人間を見る力をもった人が自尊心を取りもどし、幸せになったとき最高の魅力をつけられます。親子関係の修羅場を乗りこえた人はとてつもなく強くなるのです。

 

そして実は、自尊心を取りもどす道は最高に楽しい。

それは自分を愛しながら、自分と会話をしながら、自分を許しながら、好きなことを遠慮なくして、我慢する人生を解放し、着実に幸せになっていく自分を感じれるからです。

 

毒親から奪われた自尊心を自分で取りもどす覚悟をしたとき、子どもには最高の幸せが用意されているのです。

 

 

カウンセラー 本橋良太

🍀ご覧頂きありがとうございます🍀

 


親子関係ランキング

 

【PR】電子書籍 パブーにて販売中