人間関係の幸せは【自己の信念】をもち、相手と【対等に交際】する姿勢が必要です。
しかし、依存関係は無責任な甘えで交際する心理のため、信念が欠如しているのです。
自己を喪失した形で人と交際すると、どんどん依存していきます。
つまり自分を見失ったままでは、対人関係において幸せになれないということです。
依存は、「自分は頼りにならない・・・」という観念を強固にしてしまうため、どうしても精神的に弱くなります。
毒親に接してきた子どもは【存在を否定】された経験が、普通の子どもよりも圧倒的に多いため、そもそも自信を持てるわけがありません。
存在を否定されて自己肯定感が育つはずもなく、信念をもつなどは不可能にちかいのです。
そのような人は毒親との関係にかぎらず、人との依存関係を断ち切ることは、死に近い強烈なストレスを感じてしまうのは仕方のないことなのです。
そして「依存を終わらせなければ、幸福な人生はやってこれない」という厳しい課題からも逃れられません。
毒親に自己無価値観を植えつけられた子どもは、【幸せにはなれない悲惨な環境】で生きているのです。
そのことを、まずは【自分自身が理解】する必要があります。
「みんなは、(何事にも)普通にできているのに、わたしは・・・」と責める必要はありません。
さんざん否定されて生きてきたのだから、「みんなと同じようにできないことが当たり前」と自己を許す姿勢が重要なのです。
どの世界にいっても他人は好き勝手なことをいいます。
そんな世界で幸せに生きるためには、自己愛を蓄え、劣等感を克服し、なんとか残ったエネルギーで一歩ずつ進む。それしかないのです。
カウンセラー 本橋良太
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