引きこもりの責任は「あなたにはない」。
しかし引きこもったままでは、なかなか幸せになれないのも事実です。
カウンセラーとして「どうすれば引きこもりから脱出できるのか?」をテーマに原因と幸せな対処を説明いたします。
- なぜひきこもりの原因がその人にないのか?
- 「ひきこもりの責任」が自分にはないと認知して、それからどうすれば良いのか?
- ひきこもりをやめるために具体的にどんな行動をすれば良いのか?
- ひきこもる自分は通過点なだけ
この話は【自分がひきこもりで深刻に悩んでいる人】と【自分以外の人がひきこもりで深刻に悩んでいる人】にむけて書かせて頂きました。
ひきこもりの問題で深刻に悩まれている人にまずいえることは『必ず現状は良くなる』ということです。
なぜなら、ひきこもりの問題には必ず原因が存在していて、その問題が積み重なった結果、ひきこもりの問題が現象化したからです。
原因を確実にとりのぞいていけば、必ずひきこもり問題は解消できます。
もちろん、問題は人によってさまざまで解決方法も個々に準備する必要はありますが、心の奥のずっと奥に『自分の幸せを決して諦めない気持ち』をもてば、なにも心配はいりません。
ただあまりにも苦しい状況、心の闇、そして社会にたいする恐れをもっている人は「自分の幸せ」といわれてもピンとこない方がほとんどです。
ひきこもりとは、【そのままの自分でも偉大な価値がある】という当たり前の自己愛と分離した結果、起きた問題だからです。
ですので、今は【自己愛】や【自分の幸せ】になにも感じなくても、心配はいらないと僕は確信しています。
そして、僕が最も伝えたいことは99.9%、ひきこもりの責任は悩まれている人にはないということです。
ひきこもり問題で深刻に悩まれている人に0.01%責任があるとすれば、【自己愛】と分離していることだけです。
しかし、この問題を解決できない人間は存在していないので安心してくださいね。
なぜひきこもりの原因がその人にないのか?
とても簡単な理由なんですね。
それは、世の中の仕組みに間違っている部分がとても多いからです。こんなこというと、「頭がおかしい人」といわれてしまいそうですが、しかし真実ですので、そう伝えるしかありません。
人が健全に生きていくうえで、さけられないモノがあります。
多いのですが挙げさせて頂きますね。
それは経済(お金)・学校教育・宗教・健康・社会政治・家庭(一番重要です。)・性生活・霊性・自然・歴史・戦争・哲学・宇宙・企業・環境などです。
これらを避けては生きられないのが人間です。この避けられないモノが正しくない情報で構成されていたら、人はどのようになっていくでしょうか?
間違いなくいえることは、幸せに生きられないということです。
自分よりも外の環境が【調和している体で、実は完全に不調和で成立】している問題を見抜いたときに、今の苦しみや悲しみは真実ではない可能性が非常に高いということ。
社会で生きづらくて、ひきこもって、とても苦しく悶絶な心理で生きてはいるけれど、もしその社会が「ウソの情報」で固められたとしたら・・・
いかがでしょうか?
もしかしたら、ひきこもりなのは「おかしい」のではなく「普通」の話かもしれないのです。
事実、僕はひきこもり問題で苦しがっている人に「おかしくないです。普通のお話ですよ」と伝えています。
少々、壮大な話ですが、ひきこもりでも自信をもってくださいといいたいのです。
人は幸せになる義務を背負って生まれてきました。
しかし「オギャー!」と生まれて育った環境がほぼすべて間違った価値観・常識・情報でつくられた場所であったら、うまく生きられないのは本人のせいでしょうか?
違うんですね。間違った価値観をつくった存在がいけないのです。
ひきこもる人は、社会に順応できない自分を徹底的に責めています。
しかし責めていると、ますます自己嫌悪に陥ってしまい、どんどん不幸の扉をあけていきます。
そう悪循環ですね。
今は、もうそのときではありません。
それは「自分はひきこもりになったけれど、そうなったのは自分だけの問題なのだろうか?」という外の真実を見ようとする姿勢が、決定的に問題をのりこえられる意識になります。
ごちゃごちゃと話させて頂きましたが、ひきこもりで徹底的に苦しんでいたり、大切な人が苦しんで深刻に悩んでいたりしても、このような社会をつくった他者の責任も見つめる。
それが【ひきこもりの問題を解決させる糸口になる】というお話です。
「ひきこもりの責任」が自分にはないと認知して、それからどうすれば良いのか?
まずは冒頭でも伝えましたが【自己愛】そして誰がなんていおうと、たとえ邪魔されても【絶対に自分は幸せになるんだ】という強い意識をもつこと。
これが本当に重要なんですね。
なぜなら【自己愛】をもたないと、自分の存在をこの世界から消滅させる意味となってしまうからです。
この話はよく皆様にするのですが「地球儀でまず指さす場所はどこですか?」に集約されています。
行きたい場所に指す人が多いのですが、必ず自分を指す必要がありますよね。
なぜなら自分の居場所が見つからなければ、行きたい場所も存在しないからです。
【自己】をもつ覚悟がない生き方は、自分の意識・気持ち・考え方・行動に無関心で生きるということです。これではロボット人間になってしまいます。
現在は、自分の人生というハンドルを手放したロボット人間がたくさんいますし、これからもどんどん増えていきます。
とても悲しい事実ですが、現実に起きている問題です。
心の奥のずっと奥に自分で【私はそのままで愛しい存在なんだ】という核をいれる覚悟。この話をすると、キザとか現実を無視した表面的な話とかいわれてしまうのですが、【自己愛】は厳しい道なんですね。
なぜなら人は24時間365日、常に自分自身を評価しているからです。
他人との人間関係は終わらせることができますが、自分との人間関係はなにがあっても終えられません。
常に自分を意識しなければいけない人生のなかで、「どんな自分でも愛する」実践は非常に困難を極める修行といえます。
僕は【自己愛】【自分の幸せ】とか連呼しているのですが、決して甘い提案をしているわけではありません。
「非常に難しく厳しい修行をしましょうよ」と伝えています。
しかし【自己愛】の覚悟は楽しいです。
幸せもどんどんUPします。
どうせ(乱暴な言い方ですが)下にいくのも、上にいくのも、なかなか大変ですので、楽しい方向へ進みませんか?というお話です。
ひきこもりをやめるために具体的にどんな行動をすれば良いのか?
僕がおすすめしたい行動(自己愛は心の話ですので)は、人の生活に決して欠かすことができないことを【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行う方法です。
それは「歯をみがく」とか「お風呂にはいる」とか「顔をあらう」とかです。
物事に小さい・大きいはありませんので、生活に欠かせない行動を【丁寧に】【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行うのです。
ひきこもり問題で苦しい人は、好きで他人とのコミュニケーションを断っているわけではないと思うのです。
自分という存在に心から寄り添ってくれて、いつも愛のある眼差しで関心してくれる人だったら、やはりコミュニケーションをしたいはず。
それで実際に、そのような人は社会にたくさん存在しているのですね。
自己愛を覚悟して生きれば、必ず、素晴らしい人との出会いがやってきます。
その日のために、人としての暮らし・生活を意識して少しずつ準備をしませんか?という提案です。
どんなに小さいと判断するような行動でも、暮らしに関わることを【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】行うと、少しずつ自分の心のなかに自信が芽生えていきます。
この自信とは、自分が自分を頼りにした結果、愛しく手に入る力なんですね。
人は、暮らしのなかで自己肯定感を育む生き物なんです。
どんなに世間に評価されても、高い地位や名誉をもっていても、生活が不調和だと人生はボロボロになっていきます。
ですので、まずは人としての原点である暮らしの土台を担っている、行動を【丁寧に】【優しく】【時間をかけて】を意識して、ひきこもり問題の解決にとりかかって頂きたいと思っております。
ひきこもる自分は通過点なだけ
ひきこもりの人に、社会からの風当たりは非常に冷たく、そして厳しく、僕はとても愛がない評価をしていると思っています。
「甘えている」・「だらしがない」・「働きなさい」と、なにも知らない人が自分に気持ちよいだけの偽善の動機で、ひきこもりの人を裁く現実に憤りを感じています。
はっきりいって、許せない想いです。
誰であっても、好きでひきこもっているわけではないからです。
社会の仕組みは、どんなに強い人でもなにかしらの依存症になったり、引きこもりになったりする間違った価値観が蔓延しています。
この真実に目をむけるときがきています。
そして、今、ひきこもりの問題で苦しんでいる人は、必ず報われるときでもあるのです。
まずは、【真実をみる姿勢】【自己愛】【暮らしの行動】をはじめ、少しずつ確実に【本来のあなたらしくない、ひきこもり問題】を解決していきましょう。
希望という光は、あなたが諦めないかぎりずっとずっと輝いていることを僕はお約束します。
🍀最後までお読み頂き誠にありがとうございました🍀