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自分らしく生きるためのエッセンス 7 【強い劣等感から自己評価が下がってしまった人がとりやす行動とは?】

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~安易に他者から評価を求める人の問題について~

 

★自己評価を上げたい★

劣等感を強くもっている人は、「自己評価を上げたい」という欲求の衝動に耐えることができません。その意味する大きな問題は、自分と他人との円滑なコミュニケーションが困難という状況を招くということです。

 

もちろん、劣等感の問題はその他にも存在しています。深刻な状況になると自殺や他殺、事故や事件なども起こり、人が健全に生きていくうえで劣等感の克服はさけることはできない問題なのです。

 

その劣等感の問題のなかでも、とくにコミュニケーションが不成立になってしまう側面は無視できません。なぜなら自分自身と他人(とくに大切な人との人間関係)の健全な心の交流ができなければ、人は孤立してしまうからです。

 

自己評価を上げたいという気持ちのすべてが、悪いのではありません。

 

問題は、自分のメンタルが常に劣等感に侵されていて、普段から自己嫌悪や自己を苛める意識・観念によって生み出される、負の感情に抑圧されていることです。

 

★劣等感は24時間365日苦しい★

劣等感から生じる負の感情は、とても重く苦しく、心の奥では「早く解放させたい」と叫んでいます。

そのため、24時間365日続く劣等感の苦しみから解放されるために、自分の自己評価を簡単な方法で上げようとしたり、安易な気持で他者から上げてもらおうとする状態に陥ってしまいます。

 

本来自己評価を上げることは、とても長い時間がかかり、忍耐が必要とされる側面もあるので、簡単に上げることは100%無理です。自己評価の向上は『日進月歩』的な、成長を求められることなのです。

しかし、心に劣等感を強くもっている人は、無意識のなかで「生きているだけでも苦しい、辛い」という酷い精神状態にあるため、どうしても安易な方法で自己評価を上げようとしたり、他人から評価をもらおうとします。

 

例えば、体に激痛があれば早くその痛みから解放されたいため、薬が安全か危険かなど調べる余裕がないのと同じで、劣等感をもっている人は、心の奥でズキンズキンと痛む傷を早く解放したい一心で、自分をとりまくすべての物事に対して、安易な決断を行ってしまうのです。この安易な行いが、自分自身や他人とのコミュニケーションを困難にする原因となるのです。

また、大切な人とのコミュニケーションが、不成立となることも不幸な問題といえますが、自分自身の心とも整合がとれない状態になってしまうと、本当の自分や、自分自身の本音もわからなくなり、分裂症につながる可能性も考えられます。

心の奥に存在している劣等感(あなたは、あなたのままでは価値がないという観念)の傷を癒すためであれば、人はどんなに愚かな行いでも行動に移してしまうのです。それが、「自己評価をどうしても上げたい」という衝動のなせる正体なのです。

 

 

★他者から安易に良い評価を切望する精神状態は危険★

本来、不誠実な人と交流すればどんな結末をむかえるかは、誰でも想像できることです。

 

劣等感を癒したいために、他者から安易に良い評価を切望する人は、騙されやすく甘い言葉や表面上の愛にとても弱いのです。そのため、明らかに詐欺師のような人だったり、また深刻な問題を抱えているような人でも、良い評価を与えてくれる存在であれば、喜んで交流してしまいます。

 

そして、さんざんな目にあわされ後悔し、「もう利用されたり、騙されたりしない。」「今後はそういう人とは交流しない」と覚悟を決めたとしても、相手の人間性を正しく判断する能力が鈍っているため、また同じ過ちを繰り返しさらに劣等感を深めてしまうのです。

 

★劣等感は本当の愛が見えない★

劣等感を抱えている人は、自分の人生にとって正しい人や、誠実な人を遠ざけてしまいます。

誠実な人とは、相手が良よくなるために必要なら厳しい言葉や態度をとるので、その誠実な人の真実の愛を勘違いして、『耳障りな言葉を発する人』や『気に入らない態度をとる人』と評価し、煙たい存在と認知しがちなのです。

 

劣等感を克服し立ち直るためには、忍耐や努力が必要であるのは当然です。しかし、日々の努力を積み重ねることができない精神状態であるため、愛ある厳しい言葉や態度が受け入れらず、安易な言葉や行動に逃げてしまうのです。

そして、誠実な人に嫌われたり、拒否されたりすれば、もうその人には近づけないので離れていく運命になるのです。

 

とても残酷なことですが、劣等感をもっている人は詐欺師的な人を友達と思い、誠実な人間を邪魔な人間だと誤って評価しているのです。

 

 

★最後に★

酷い劣等感をもっている人は、自己評価を上げたいがために、自分の本音を隠したり、本来なら付き合いたくない人と交流を深めたり、人に利用されたり騙されたりとしていく中で、徐々にコミュニケーション障害となる可能性が高いでしょう。

そして最終的には、自分にとって誰が大切な人で、誰が自分を不幸にする人なのかまったくわからなくなってしまいます。

 

 

酷い劣等感をもったのは、自分のせいではありません。周りにいた大人(基本的に育ててくれた人)に与えられたものです。酷い劣等感をもっていることを責めないであげてください。

過酷な環境のかな、今まで頑張って生きてきた自分を、ほめてあげてください。そして、責めてきた自分自身を許してあげてください。もう十分苦しみました。

これからは、幸せになる道を歩んで行くときです。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

本橋良太