気づけるようになった後の、子どもへの対応の仕方・ケアの方法
一番、大事なことは「埋め合わせ」をしないことです。
人は自身の過失の重みから解放されたいという思で、 ついつい代償となる行動を相手に与えて、メンタル的に楽になろうとしがちです。
「埋め合わせ」は、子どもからの許しを求めている行いだけであり、 過失を犯した自分への見直しや、未来へのアプローチが全くふくまれていません。
- 子どものSOSに気づけるようになった
- 真摯な謝罪
- 子どもが許してくれた
- さらに深く自身を省みる
これが、 未来の明るい家庭や、親子関係にとって正しい心の選択です。
もちろん、子ども自ら要求したケースなら、誠実に埋め合わせ対応する必要性はあります。
「埋め合わせ」ではなく、重要なことは「心からの反省」です。
とくに注意なのは、父親よりも母親。(反省するという点についてのみです。)
女性は男性に比べて、反省することが苦手です。 なぜなら女性は事実的なことよりも感情的なことに流されやすいからです。
もちろん、家庭を明るくするうえでは欠かせない才能ではありますが。
ただし、反省できない男性は論外です。
子どもの心は、成熟するまで大人が真剣に守ろうとしなければ、壊れます。
- なぜ真剣に子どもの心に関心しなかったのか?
- 原因はなにか?
- もっと、どう生きれば良かったのか?
- 自分の周りにいた人の責任はないのか?
- 現在の社会の影響はないのか?
反省というプロセスは、様々な自身の「ポジティブな心」「恐れなどのネガティブな心」 と向き合うことです。
しかし、外の世界がどうであれ、すべては自分自身が決めた自分です。 この問題に言い訳が許される余地はありません。言い訳して誰かに受け入れられたとしても、 幸せな家庭、安らぎのある家族にする未来から考えても、マイナスにしかなりません。
子どもへのケアは、まず真摯な反省が必要であり、そして埋め合わせ行動という表面的な、償いで、問題から自分を決して逃がさないことが肝要になるのです。
この大前提を心におとし理解できた人が、親の思い(無条件の愛)を子どもに伝えることができます。
子どもと、目には見えない心の交流が復活すれば、 親が多少世間的に間違いと判断されるケアをしたとしても、不器用でも、変であっても 、子どもはその親の行為のなかに自身に対する愛を必ずくみ取れるようになるのです。
親子関係に絆がつながり始めた瞬間といえます。
現在の大人たちは唯物論(目に見えるものだけで判断)のみに傾倒し、心のつながりを重要視しません。 子どもの声にならない声を心聴するには、唯物論のみでは不可能です。 安らぎある家庭の栄養は、必ず目には見えない「心」「絆」「無条件で愛する」というエネルギーが必要という意識と、 真摯な反省、そして明るい家庭への具体的なアプローチを、挑戦&失敗→修正の繰り返しで、創られていくのです。
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