メンタルケア 心の119番

心にかかわるすべてのことを

学問よりも、良好な親子関係をきずく方が重要です

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子どもが、やさしい心や誠実さを学ぶ場所は、家庭です。

 

親は、子どもに自分と自分以外のすべての存在にたいして、敬意をはらう人間性を伝える義務があります。

 

もしかしたら、義務はないと考える親も存在するかもしれません。

 

世の中の子どもが、自分と自分以外の存在(人・動物・植物・鉱物など)に対して、誠実に敬意をはらわない大人になったとき、そのような辛辣な世界で人は幸せに生きていけるのでしょうか?

残念ながら、100%無理でしょう。そして、既に現在はそのような国になりつつあります。

  

誰もが、お互いの存在を尊重しない不調和な世界に、住みたくないはず。

 

 たとえば、生活排水に対して親が無関心であれば、家庭の幸せも親子関係もありません。なぜなら、その水をいつかは自分の子どもが飲むことになるらかです。

 

表面的な知識よりも、親子関係のなかで『自分と自分以外のすべての存在に対する敬意』を持ち、生きる大切さを伝えることで、幸せな人生の土台がつくられていくのです。この見えない心の土台のうえに、学術的な知識が重なり、人として誠実になり深い人間性の醸成とつながっていきます。

 

『自分と自分以外のすべての存在に対する敬意』とは、親が子どもに一方的に言葉として、知識として伝えるのでは決してありません。

親自身が自分の存在を受けいれて、世界に存在しているすべての人や動物・物に対して畏敬の念と敬意を、日常的な生活のなかで体現する。

 

実践をすることで、はじめて子どもに伝わっていきます。

 

このような生き方は、親子関係(または育ててくれる人との関係)の中でしか、本当の意味で伝えにくいと判断できます。

もちろん、誠実な学校の先生でもOKですが、一般的には、やはり親子関係が一番適しています。

 

そして考えて、想像してみてください。

勉学ばかりで心を失った子どもが、医者になったときのことを。

勉強ばかりで心を失った子どもが、経営者になることを。

勉強ばかりで心を失った子どもが、政治家になることを。

勉強ばかりで心を失った子どもが、人の親になることを。

 

人間の生きる幅・表現できる範囲を広げるためには、勉学はとても重要な知識になります。しかし、心の成熟がなければ、他の存在にたいする敬意がなければ、世界が幸福になることはあり得ません。

そのような世界で、子どもが幸せになることも、親が安心して老後をむかえることも不可能なのです。

全体のことを考えて、配慮ある行動を積み重ねて生きることで、実は自分も全体の一部となっていることに気づき、人生における足元は盤石になり快活に生きていけるのです。 そのことを子どもに伝えることが親・大人の責務です。

 

もちろん、子どもと良好な関係をきづいていなければ、伝えることはできないでしょう。

 

親子のなかに敬意ある関係を結べば、子どもを自己評価の高い人間性に成長させることができ、個人的にも幸せになる可能性が非常に高い大人になるでしょう。

 

 

★嫁の感想

 自己評価の高い幸せな人が増えれば、争いごとも、犯罪もなくなりいい世界になりそうですね。

今は(2017年7月)、その逆に世の中が向かって行っています。

 

学問の前に、この大事なことに気づく大人が増えることを祈ってブログUPしました。

 

 

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